リリィ・シュシュのすべて

JUNIOR2004-02-25

岩井俊二監督作品の中では「LoveLetter」とか「打ち上げ花火」が好きな僕は、「リリィ・シュシュのすべて」公開当時は久々に岩井新作が見れるというワクワクと、その苦しそうなストーリーに心から楽しめるかという不安とでいっぱいだった記憶がある。で、映画館での鑑賞後。ずーんと思い気持ちになりながらも、また見たい、また見たいっつう思いでした。その後しばらく、モヤモヤな気分を引きずりっぱなしでした。なんでやろ?
で、DVD借りてもういっぺん見てみました。前々からレンタル屋へ行く度に気にはなってたのだけど、心の余裕があるときでないと飲み込まれてしまいそうで手が出なかった。見終わって、衝撃は2回目ということもありだいぶ和らいだけど、前に見た時の気持ちはまた戻ってきました。どうしてそんな気持ちになるのか・・・はやっぱりわからんかったけども。
たぶん僕は雄一に近い。泣かない部分も、泣く部分も。また1年くらい経ったら見てモヤモヤしよう。その前に、「花とアリス」で思う存分楽しんで。